達人の常宿
Vol.127

兵庫県・有馬温泉 かんぽの宿有馬


▲かにかにプラン(1泊2食13,800円)


▲きれいに盛られた
前菜五種盛り


▲蟹爪和風サラダ

▲蟹すき鍋

▲たらば蟹炭火焼

 六甲山の北斜面、海抜420mに佇む公共の宿。周囲は自然に囲まれ、11月は紅葉で賑わっている。また、有馬温泉は白浜・道後温泉と並ぶ、日本三古泉に数えられている。
 館内に入るとゆったりとした空間の、吹き抜けの広いロビーが心地良い。お部屋には冷蔵庫とウォシュレット、洗面所が完備されている。
 本日の食事は10月24日から来年3月31日(年末年始除く)までの『かにかにプラン』。ざっとメニューを紹介しよう。蟹すき鍋、前菜五種盛、たらば蟹炭火焼、お造り五種盛、蟹甲羅グラタン、蟹爪和風サラダ、蟹の天ぷら、雑炊セット、デザートと、かに・かに・かにだった。料理長は「蟹料理は特に鍋のだし作りが難しい」と言う。確かに鍋は最初と煮詰まってからのだしの味が異なってくる。しかし、これで1泊2食13800円は安いと思った。
 ほかにこの時期は、『福ふぐプラン』も人気だとか。こちらのメニューは、てっさ、ふぐ鍋、ふぐ皮湯びき、フルーツ、雑炊セットなどで同じ料金。また一般的な季節の会席料理として『太閤会席』(1室3名・1泊2食12750円)もおすすめ。
 温泉は敷地内にある自家源泉から直接浴場に引く『金泉の湯』だ。お湯は鉄分が含まれているので茶褐色。また塩分濃度が濃いためかなりしょっぱい。源泉温度は90.5℃とかなりの高温泉でもある。浴場にはこの金泉の湯と隣には泡風呂もある。
 こちらの宿には「温泉博士」と呼ばれている、温泉の管理清掃を担当する田中さんという方がいた。有馬温泉には二人温泉管理をしている人がいるが、田中さんがその一人で、今はほとんどここでお湯を管理しているそうだ。「温泉は生き物ですから」と、朝昼晩毎日、泉源に張りついて管理している。音を聞いて吹き出し具合を管理したり、味をみて濃度の具合をみたりとまるで温泉が子供のようだ。
 朝食はレストランでの和洋バイキング。施設もラウンジ・カラオケボックス・宴会場・会議室・麻雀室・ゲームコーナーなど万全だ。徒歩10分のところに瑞宝寺公園があり、紅葉時には散歩がおすすめ。


▲左が泡風呂と右が金泉の湯

▲源泉


御宿デ−タ

兵庫県・有馬温泉 かんぽの宿有馬

◆1泊2食/9,075円〜(3名1室)
◆食事休憩/2,200円〜(入浴+食事+休憩)
◆入浴のみ/平日700円
(10:30〜15:30・16:00〜20:30)平日営業時間
 日・祝祭日1,000円
(10:30〜15:30・16:30〜20:30)日・祝日営業時間
◆客室/和46・洋2・S2・和洋2・バリアフリー1
◆泉質/含鉄・ナトリウムー塩化物強塩泉
◆効能/神経痛・五十肩・慢性消化器病・痔症・冷え症・火傷・
    慢性皮膚病・慢性婦人病など

◆兵庫県神戸市北区有馬町1617-1
◆TEL 078(904)0951 FAX 078(904)1009
◆URL http://www.fukushi.kampo.japanpost.jp/
★アクセス/中国自動車道西宮ICより約7km。
      大阪梅田よりバスで60分。
      JR山陽本線三宮駅より地下鉄・神戸電鉄経由40分。

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