達人の弟子が行く
Vol.162


兵庫県・城崎温泉 お宿 白山

広島県 Kさん

 青春18きっぷが四枚余った(?)のでAさんを誘って城崎温泉に行きました。吉永駅で人身事故があり一時間ほど不通になりましたが、もともと連絡の悪い線ですので、ほぼ予定どおりの昼過ぎには城崎に到着しました。

 宿に入るにはまだ早いのでそのまま街を散策しました。駅から温泉街までの約400mは土産物屋、飲食店、魚(蟹)屋等が軒を連ね、仮設の居酒屋もできていました。小魚の空揚げと赤いかの刺し身で地酒を飲みました。

 温泉街は石橋の架かった川を挟んで三階建ての旅館と土産物屋が並び、その間の其処此処に外湯、手足、足湯、飲泉所、温泉卵処等があり昔ながらの温泉情緒満点です。

 三時前の下りで余部へ。二両編成の気動車は、余部鉄橋の最後の雄姿を見ようという人で通勤電車並の混みようです。私達は小高い丘の展望所で「はまかぜ」が鉄橋を通過するのを見てすぐに引き返しました。

 城崎での宿はいつも駅から温泉街と反対方向に歩いて五分の『白山』です。建物はやや古く、部屋もそんなに広くありませんが、家庭的で一人旅でも気兼ねなしに泊めてもらえるのでいつも此処に決めています。今日は二人なので大威張りです。

 客室の窓を開けると目の前が山陰本線で、「きのさき」「たんば」等五種類の特急が走ります。昨年までは夜明けに夜行寝台特急「出雲」が通って行きました。線路の向こうは国道9号線をはさんで水量豊かな丸山川が滔々と流れています。内湯もそんなに大きくありませんが、泊まり客のほとんどが外湯に行くのでいつも貸し切リ状態です。

 宿泊料は蟹時期は10,000円から、これは一人旅でも同じです。蟹味噌豆腐・茹蟹・焼蟹・蟹鍋・天麩羅等。ミニ蕎麦にも蟹身が入っています。量もたっぷり。この値段でこの内容。大丈夫でしょうか。

 夕食後、宿の連絡バスで外湯巡り。七つの外湯それぞれに特色があって楽しいのですが、新設の「里の湯」は何処にでもある温泉センターみたいです。私は「地蔵湯」とか「柳湯」等に城崎らしい旅情を感じます。

 朝、玄関に並べられた出立の人々の履物を見てびっくりしました。こんなに大勢の宿泊客があるとは思いませんでした。とても静かでした。私達はもう一つの外湯に浸かり、雨の城崎を後にしました。


お宿デ−タ

【 兵庫県・城崎温泉 】お宿 白山

■1泊2食/8,000円〜 ※一人旅可
■泉質/塩化物泉
■主な効能/神経痛・消化器病 等

■兵庫県豊岡市城崎町今津548-1
TEL 0796(32)3404
★アクセス/JR山陰本線城崎駅より徒歩5分

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