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▲唐破風屋根が重厚な玄関 |
「温泉テーマパーク」と称される『太閤の湯』。広々とした館内にはレストランや癒しのスペース、ゲームコーナーなどが充実しているが、温泉についても「湯そのものを楽しむこと」にこだわって、趣向がこらしてあった。
有馬温泉には茶褐色に濁った「金泉」と、無色透明の「銀泉」の2種類がある。内風呂にはこの両方をブレンドしたあわせ湯、その名も“天下の湯”があり、これが非常に気持ちのよい湯だった。このあわせ湯は「太閤の湯」のオリジナルで、日本屈指の含鉄強塩温泉とラジウム泉の効能があいまって、いかにも効きそうだ。
横には深さと温度の違う2種類の銀泉の浴槽。40cmの低半身浴槽は35〜36℃とぬるめ。天然ラジウム泉100%を加温している。60cmの常温全身浴槽は41〜42℃。オーストリア、バドガスタイン産のラジウム鉱石を使って含有量をアップしているそうだ。
階段を上ると3階には多種多様な露天風呂がある。一番気になったのは、金泉“太閤岩風呂”。震災で発掘された湯山御殿の遺構を復元した浴槽に浸かり、この地を何度も訪れたという太閤秀吉に思いをはせた。
源泉100%かけ流しで湯は熱め、効能成分が強すぎて湯あたりしやすいとのことなので少し入って切り上げた。
気に入ったのは“腰掛銀泉足湯”。腰掛けると頭の上から背中、腰、足下へとあたたかい湯が伝わっていくのを感じる。下は足湯になっており、体の後ろから前へ、上から下へとじわっと癒されていく。入り口近くにあるので、全ての露天風呂を見渡すことができ、次の湯選びにもってこい。そのほか「金泉足湯」「寝転び足湯」「瓢箪露天風呂」「五右衛門釜風呂」の4種類がある。本を片手に湯船でくつろぐ人を何人も見かけた。

▲「太閤夢蒸楽」の入り口 |
金泉、銀泉を蒸した岩盤浴も楽しめる。また追加料金(30分500円)で、数種類の岩盤を用いた「岩盤ミュージアム太閤夢蒸楽」も利用できる。
金泉、銀泉の2種類を楽しめることからくるバリエーションの豊富さと、居心地の良さが、とても魅力的な施設だった。
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