達人の弟子が行く
Vol.134


熊本県・湯の児温泉 平野屋
広島県 Mさん

 熊本県にはかなり家族で行っているのですが、水俣は初めてです。
 主人と母と3人で地図を広げながら、随分遠い所だねと言いながらも1泊では大変だから、2泊目をどこにするかを温泉博士を広げ、意見が飛び交いながらも結局、福岡県の英彦山湯〜遊〜共和国に決め、1月17日5時15分山陽道福山西インターより一路九州を目指し、どんな所だろうと期待に胸をふくらませて出発しました。  途中宮島SAで小休止。そして山口の美東SAで食事を取りました。その頃には小雨もやみ、少々霧は出ていましたが心の中は三人共晴れやかで、やかましくしゃべりながら水俣へ‥‥。
 高速も少々退屈してきたので八幡インターより下道をキョロキョロしながら走っていたのですが、渋滞で久留米からふたたび高速にのり、家を出てから約8時間半かかってやっとのことで目的地に着きました。聞いていた鶴の渡来地(鹿児島県出水市)までは行けず、そのまま宿に入りました。
 静かなたたずまいの湯の児温泉『平野屋』さんは書・画・骨董などを展示されていて、とても心がなごみます。そして、夕食は部屋で新鮮なお刺身をはじめ、色々な海の幸が入った鍋もの、天プラ等々‥‥。沢山のごちそうずくめで、おなかも心もいっぱいでとても幸せな気持ちになりました。
 食事の後、なぜ写真をとらなかったのかを悔やみましたが、食い気が勝ってしまい、つい‥‥。
 それにお風呂がびっくりです。大きな味噌だるを湯船にしている“庄助風呂”そして“かごの湯”と、行ったり来たりと気持ちよさでついつい長湯をしてしまいました。もちろん朝風呂もいただき、おいしい朝食も厚かましくおかわりまでいたしました。  昨晩、そして今朝と夢のような刻を過ごし、うしろがみ引かれるような気持ちで雨の中、見送りをうけ、水俣を後にしました。お天気がよければ不知火海のすばらしい眺めが望めたものをと、残念でなりませんでした。


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