
| Vol.125 |
| 兵庫県・城崎温泉 山本屋 |
| 岡山県備前市 T・Nさん |
| 9月13〜14日に城崎温泉『山本屋』さんに行って参りました。 出発の前には、せっかくの旅を有意義にと思い、但馬地方の事柄を少し勉強して出かけました。 当日は天候にも恵まれ、一路山陽自動車道備前インターから姫路東インターを経て、播磨連絡道路へ入り、最初の目的地である生野銀山へ。西暦807年に開坑された歴史ある銀山で、坑内には人形を使って昔の採鉱の様子が再現されており、当時の苛酷な労働が偲ばれました。ここには、めずらしいヒカゲツツジが生息している。地元の人の話では、このツツジは里では育たないとのこと。 銀山を後に、国道312号線を和田山方面へ車を走らせて行くと、左手の山奥に中世山城を代表する美しく風格のある竹田城跡が見えてきた。あの石垣の上にお城があったら、さぞ素晴らしいことであろう、と想像するのも旅の楽しみである。 和田山から国道9号線を走り、但馬高原植物園へ。標高700m、瀞川平(どろかわだいら)からの豊富な湧水と樹齢千年以上の大カツラが有名で、また自生植物の宝庫でもあり、静かで癒される良いところであった。
城崎には有名な外湯七湯があり、夕食後にその一つ「御所の湯」へ入ってきました。ここは今年七月にリニューアルオープンされ、天空風呂や滝が流れる庭園露天風呂などがあって、今人気の外湯である由。夜は温泉街を散策。何とも云えぬしっとりとした風情ある街を楽しみました。 朝夕の食事は心のこもった物で、どれもおいしく頂きました。夕食にカニが出たのにはビックリしました。九月に解禁になった紅ズワイガニとのこと。カニは冬の物と思っていました。朝食の(おかゆ)はお宿の味が全て詰め込まれたような、おいしいおかゆさんでした。 ロビーにはご主人が集めたミニカーのコレクションが2000台ほど飾ってあったのにはビックリしました。マニア垂涎の的であり、興味のある人はぜひ一度ご覧になってみては如何ですか。 旅館にいると、外湯に行く温泉客の下駄の音がカランコロンとにぎやかに聞こえてきますが、夕方の六時半頃になると、この音もピたリと止まってしまう。何故だろうか。そうです。各旅館の夕食時なんです。どうです、面白い現象でしょう。 山本屋さんは元禄時代以前に生まれた旅館で、屋号、家系がそのまま続いている、老舗中の老舗旅館です。 *ここで主人の言葉を紹介しましょう 「宿屋らしい宿屋とは何か。いつもその答えを考えてきたように思います。豪華さではなく、演出でもない。ましてや形や格ではありません。お客様自身があるがままに時を過ごしていただける空間。私どもの答えは簡素なものでした。いつの時代にもこの心をいきづかせていたいと念じております」 ご主人がおっしゃっている言葉通り、すべて凝縮されている素晴らしいお宿でした。私共夫婦は今年結婚40年にあたり、久し振りに心なごむゆったりとした一夜を過ごすことが出来ました。 翌日は、城崎温泉ロープウェーで大師山山頂へ。途中、中間駅があるのも珍しい。山頂からは温泉街と円山川、日本海まで一望できる。 城崎温泉を後に、太古の地球が残した神秘の造形を見せる玄武洞へ。マグマが造った規則正しい六角形の柱を束ねたような不思議な美しさを見ることが出来る。ここのミュージアムでコブシ大ぐらいの紫水晶を求めてきた。 円山川沿いを豊岡方面へ走り、国の天然記念物でもある、コウノトリの郷公園と保護増殖センターを見学して来た。9月下旬に、数羽のコウノトリの放鳥が行われる由。岡山県にも似たような丹頂の里自然公園がある。 帰りの最後の行程は、但馬の小京都と云われている出石へ。ここでは木造りの櫓、辰鼓楼とレトロな雰囲気で楽しみながら食べる(皿そば)の味はまた格別であった。この後は一路家路へ。 以上二日間にわたる旅行記でした。山本屋さん、温泉博士さんのお陰で素晴らしい旅が出来ました。厚くお礼申し上げます。 |
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