達人の弟子が行く
Vol.124


台風が暴れた去年の秋 山口で美食&温泉に感激
福岡市 Sさん

 人間って自然には絶対勝てない、と痛感した平成16年の秋でしたが、10月30日・31日の1泊2日で、山口県阿東町へりんご狩りに出かけました。
 出発前に観光課やりんご園の方に電話で状況を確認していたものの、台風の影響がかなり気になっていましたので、阿東町徳佐のりんご園が見えてくると「りんごある? ある?」と子供二人も目をキョロキョロさせ、りんごが実っている様子に早くも興奮気味でした。
 去年と同じ「岡崎りんご園」に到着して、思ったほどりんごが落下していないことに安堵し入場料を払い、いざりんご目指して突進!?する息子。その姿を見て”連れてきて良かったなー”と頬を緩める、息子に弱いおとーさん。やはり去年来たときに比べると実の数は少なかったものの、もぎたてのりんごの瑞々しさは格別でした。甘酸っぱく後味サッパリで、そのおいしさを家族四人で再び実感。
 本当に何個でも食べれます。大人二人子供二人で計16個を園内で食べてしまいました。入場料が家族四人で1540円でしたから、何ともお得。持ち帰りは量り売りになります。収穫ごとの大好きな息子は気合い入りまくりで真剣にりんごを吟味してました。
 今となっての心残りは、帰り際に発見したレジ横の「キズ有特売品」。500円で10個近く入っていたような…。あれでジャム作ったらおいしかっただろうな…。買えばよかった。来年は買うぞっ、てことは来年も行くぞ!!
 りんご園での労働(ほぼ息子によるが)の汗?を流すべく、次に向かったのが隣の徳地町の『柚木慈生温泉』。りんご園からは車で10分程の距離で、ほどなく到着。
 お湯の見た目や感触が”大分の長湯温泉に似てるな”と思いましたが、湯上がりの温泉水は断然、こちらの方がマズ〜イ!! 強烈な味でした〜。良薬は口に苦しと言うから効くのでしょう。湯上がりの車中はプーだのブーだの胃腸が活発に働いてくれて困りました。湯加減も良く、温泉の良さを実感。やっぱり温泉っていいなぁ…。
 その日は萩に泊まる予定だったのでその後移動。長門峡の紅葉を見ようと行ったところが、運良く駅に停車中のSLやまぐち号に遭遇し、寝ていた息子を起こし、道の駅の前の線路で大迫力のSLを見ることができました。ここでまた息子は大感動。それを見たおとーさんもまた大感動。
 しかしあのSLの汽笛ってどうしてあんなに綺麗な響きなんでしょうか。あの音は絶対にナマの方が感動します。山口線だから反響して余計に印象的なのかなとも思いますが‥‥。
 むつみ村、福栄村を通り、萩市内へ到着。その日の宿は、今回は車、ではありません。リバーサイドホテル小川にチェックインし、夕食のために四人で夜の町へ物色?開始。今回の旅にあたって事前に息子に「魚と肉、どっちを食べたい?」と聞いたら「うーん魚…と肉」と答えられてしまい、うちのエンゲル係数上げているのは間違いなくアンタよ、と思った母でしたが、実は”見蘭牛”なるものを食べようと色々リサーチしてました。
 そこで「MARU」という大変オシャレな居酒屋に行ったところ、なんと”見島牛”入荷の貼り紙が!! 天然記念物のため、入荷がほとんどない貴重なチャンス!!に即、決定。カウンター席に店の雰囲気を壊しかねない四人組で見島牛の牛刺しと握り、おいしく頂きました。あのサシと赤身の境目のないおいしさは、表現できないものでしたが、弱冠5才で事も無げに「それおいしいからもう一つはボクのね」と食べた息子サマ。さすがのおとーさんも笑顔が凍ってたような。
 娘は3才未満という理由?で一人で刺身を食べてましたが、ダルマダイって何でしょう? その土地土地で呼び名が違うのも「旅」の気分を盛り上げてくれますね。城下町のせいか、街の灯りも控え目で、暗いなか、野山獄跡の前なんかを通ると思わず「おおっ」と怖くなったりするのも後になると旅の良い思い出です。
 次の日は萩市内の浜崎地区内の重要伝統的建造物群保存地区を散策し(ここで息子は台風で折れた松の枝から松ぼっくりを収穫)、何度でも行きたくなる「道の駅萩しーまーと」でお土産と昼食用の惣菜を購入。その後、また市内のミドリヤさん、という肉屋さんで見蘭牛のローストビーフを購入し、福岡の自宅へと帰路につきました。
 途中で長門湯本温泉『恩湯』に入湯し、どういう訳だがここに来るとやたらと長湯する娘に付き合わされ、全身しっかり温められてから大寧寺の境内で昼食。家族四人、ホントによく食べるメンバーです。好き嫌いがないというのは、旅をしてて楽しいですね(と自己弁護?)。その後は菊川、下関を通り無事帰宅しました。


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