
| Vol.117 |
| 私のオリジナル温泉旅 〜リハビリ中の父を囲み春の南国宮崎を満喫〜 |
| 福岡県直方市 M |
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4月2・3・4日、宮崎に行きました。本当は去年の秋に宮崎旅行を計画していたのですが、10月に父が脳梗塞で倒れ、左半身麻痺となり歩行も困難‥‥闘病の日々が始まりました。 その中で、励ますつもりで「春には友人や親類も誘って宮崎にリベンジ旅行しよう」と言うと、父は本当にその気になり、まだベッドで体を起こすのもやっとだというのに、お見舞いに来てくださった友人に「春には旅行に行くけ、予定に入れとってくれ」と早々と約束していました。 そんな目標もあってか、リハビリ専門病棟のある湯布院の方に転院しがんばった結果、杖をついての歩行、入浴などできるようになり、リベンジ旅行決行!! メンバーは父・母・私・伯母2人、父の友人4人と奥様1人の総勢10名。車2台に男・女で別れ、朝6時に出発。 宮崎に入るまでにトイレ休憩を「道の駅大山」と「はな阿蘇美」と「奥阿蘇物産館」でとり、いよいよ宮崎県高千穂町へ。「トンネルの駅」で焼酎試飲。早速お土産物色‥‥まだまだ先は長いですよ‥‥。 列車の食事処で昼食をいただきました。なんだかのんびり列車の旅をしているみたいな気分になりました。トンネルの中は焼酎の甘い香りがいっぱいで、飲めない私はクラクラしそうでした。 お天気も上々。気分よく次の目的地「天の岩戸神社」へ。神社に着くと急に風が吹きあやしい雲が…。本殿の所でパラパラと雨が落ち始め、しばらく足止め。30分程で雨も上がり、安河原まで散策。 足元が雨で滑りやすいため、父は母と留守番してました。水分を含んだ空気と新緑に鳥の声。リフレッシュには最高の環境でした。 高千穂に着いた時にはさっきの雨は何だったのか、空は青空、太陽サンサン…。きっと雨は、私達のために木々のほこりを洗い流して緑を一層鮮やかにしてくれたのかもしれません。 「高千穂峡」では、それぞれボートに乗ったり、淡水魚水族館を見物したりと、自由な時間を過ごしました。 本日の宿は「国民宿舎高千穂荘」。高千穂神社からも高千穂峡からも近く、宿泊代もリーズナブル。温泉でないのが残念ですが、料理は山の幸いっぱいでおいしく、量も大満足。
翌朝8時30分、二日目出発。日向神話街道を椎葉へ向かいました。 途中の道は、あちこち地崩れで工事中。冷や冷やしながらのドライブでした。 ”落ちた道 うっかり走ると 深い谷?” まさにデンジャラスでしたが、ドライバーはドキドキ・ワクワク、同乗車はドキドキ・バクバク。 「鶴富屋敷」「民俗資料館」などを見てまわりました。こんな山深い場所まで、平家の落人が足だけでたどり着いたなんて…壇ノ浦から椎葉まで、歩けと言われても私には無理。それを追いかけてきた源氏も大概しつこい!! | |
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そんなことを考えながら、鶴富姫の小さなお墓にお参りしました。デンジャラスな道はまだまだ続きます。 山をいくつも渡り、南郷村へ。ここは、百済王伝説の残る小さな村です。奈良正倉院と寸分違わず造られた西の正倉院があります。檜の柱は大きく、大人2人で手を広げ抱きついてやっと一周します。館内は檜の香りがしてました。 「百済の館」では、チマチョゴリを着せていただきました。その後、南郷温泉『山霧』で昼食をとり、一路西都原へデンジャラス日向神話街道を南下しました。
風が菜の花や桜の香りを運んできて、春を待ちわびた昆虫の気持ちがわかるような気がします。本当にうれしくて飛び回りたくなりますよ。 予定以上に時間を使い、その日は宿へ直行。他に予定していた場所2カ所飛ばしましたが、皆納得。個人旅行はこうしたこともご愛嬌。その時々で臨機応変に対応できるのが良いです。 宿は青島温泉『青島サンクマール』。”鬼の洗濯板”のすぐそばで絶景のロケーションです。夕食は海の幸たっぷりの会席料理で、魚はどれもピチピチ。サービスでキンカン寿司も付いて、お腹も気分も大満足。 夕食後、貸切りのできる露天風呂で旅の疲れを流しました。少し塩分のあるお湯は、体の芯までポカポカになり、夜の潮風が心地よく本当によかったです。 午前5時50分、オーシャンビューの部屋から朝日が昇るのを見ました。うっすらとピンク色に染まった空が海に映り、水平線から太陽がゆっくりと顔を出す様子は、元旦に初日の出を拝んだこともまれな私は、初日の出よりも感動してしまいました。 いよいよ最終日。フラワーフェスタ真っ最中のこどもの国で、朝から目のリフレッシュ。ルピナスやバーベナ、ペチュニア、ビオラなど色鮮やかな花々の中で写真撮影に大忙し。これぞ南国宮崎って感じです。 青い海を望む海岸線を走り「鵜戸神宮」へ。朱塗りの本殿には急な階段があるため、父は母と留守番。代わりに健康祈願と御守りを購入し、定番の運玉を投げましたが…入ったことがなく、今回も残念。 旅ももう大詰め。最後の目的地「飫肥城」へ。高千穂、日南海岸とはまったく違う風情の城下町。平日だというのに観光客も多く、あちこちの施設をめぐっていると汗ばむほど。けっこう見てまわるだけあります。町はきれいに整備されゴミひとつ落ちていませんでした。 歩き疲れて、そろそろお昼。名物の”おび天定食”にたどり着けたのは午後1時もまわっていました。とにかく観光客が多く、食堂はどこも予約でいっぱいだったのです。昼食を終えるともう宮崎を後にしなければなりません。2泊3日、あっという間で夢だったようです。 神話の世界に深い山々、色とりどりの花々に南国の青い海、タイムスリップしたような城下町と内容の濃い旅だったと思います。田野インターまでの道中は、私達を見送るように、たくさんの桜が咲き誇っていました。 旅行中は、父の友人の方々が車の乗り降りから入浴まで色々と父の介助をしてくださり、父も本当に楽しそうでした。 こんな幸せな旅行ができ、母も私も大変感謝しています。父を治療してくださった病院関係の方々、父を励ましてくださった親類、ずっと変わらず付き合ってくださった友人。本当にありがとうございました。父の次の目標は、ゴールデンウィークにわらび狩りに行くことです。 |
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