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Vol.113
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| 私のオリジナル温泉旅 〜今は無き可部線で行った三段峡の旅〜 |
| 東京都 カズさん |
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温泉博士ご愛読の皆様、ならびにスタッフの皆様こんにちは。ちょっと古い話になりますが、一昨年11月いっぱいで廃止となった、広島県の可部線の想い出をお便りします。「温泉博士」には合わない投稿と思っていましたが、三段峡温泉に泊まったことや、可部線の廃止から1年経って、皆さんにお伝えしたいという気持ちもあり、ここに当時の思いで投稿します。 JR可部線(可部―三段峡間)が廃止となって、すでに1年数カ月が過ぎました。可部線は、九州にいた時に一度だけ乗りに行ったことがあったのですが、なぜか最後にもう一度乗っておきたいという気持ちになり、はるばる広島まで行ってまいりました。 すでに、4〜5年前から廃止の噂は聞いており、廃止までの間、沿線の市町村の存続運動、HPを使っての「可部線プロジェクト」、JR西日本も協力した試験的な列車増発、可部線を使ってのイベント‥‥など。このような取り組みを知って、じっとしていられなくなったって感じでした。 さて、長い前置きとなってしまいましたが、2003年10月24日夜、羽田を発って広島に1泊です。市内に10時半頃に着いたにもかかわらず、駅ビルの中のお好み焼屋さんへ。閉店ぎりぎりセーフでした。お好み焼2枚、そば無し1枚を注文したのですが、普通ひとり1枚みたいですね! 店員さんも3枚目を持ってきた時は「あら、2枚きてるのね。他かしら?」みたいな雰囲気で困っていた感じでした。(笑)正直言って僕もヨメさんもお腹いっぱい。でも、お好み焼でお腹いっぱいにできるなんて、ちょっとしあわせ‥‥? |
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| 翌朝、いよいよ目的の可部線に乗って三段峡へと向かいます。僕達が選んだのは、広島9時40分発の快速三段峡観光号です。ホームで待つこと30分、おなじみの黄と白のツートンカラーの列車が入線してきました。後部2両は団体用の貸切車両で、一般車両は通常の2両、計4両の運転です。紅葉シーズンも重なって、車両は立客が出るほどの混雑でした。可部までは線路も残るということで省略。 可部を過ぎると一気にローカル色が強くなります。車窓には太田川が寄り添ってきて、車窓のお供となります。走るごとに、だんだんと山深くなり、流れる景色をずーっと眺めていても全然飽きることがありません。隣の席は、廿日市から来たというおばあちゃんとお孫さんの二人旅のようです。話を聞いていると、今まで乗ったことがなかったので、最後に乗っておきたかったとのことです。目的は僕達と同じ可部線に乗ることだったのですね。おそらく残りの一カ月は、地元の人や鉄道ファンで賑わうことでしょう。 この列車、快速運転のため主要駅しか停まらず、あっという間に加計に到着です。各駅の表情は復路の楽しみに取っておきましょう。加計で列車交換のため20分の停車です。ちょっとホームに出て、外の空気を吸うとこれまたうまい! これもローカル線ならではの醍醐味でしょう。 やってきた列車はなんと4両編成! それなのになかなかの乗車率! 観光シーズンとはいえ予想以上の賑わいで、僕もなんか嬉しくなってきます。本当に1カ月後に廃止しないといけないのかと思わせる光景でした。
この後は可部線から離れて、三段峡散策へ出発です。駅前から三段峡の奥、出合橋までバスで行きました。付近の紅葉はまだ早い感じでしたが、遠くの山々はけっこう色づいていて、とてもきれいでした。出合橋でバスを降り、茶店でお弁当を買って、河原でゆっくりと昼食です。地元で採れたきのこを使った弁当で、とてもシンプルなんですけど、これがまた美味!青空の下、紅葉を眺めながら食べるお弁当は最高ですね! さあ、お腹もいっぱいとなったところで出発です。まずは猿飛と二段滝へ。猿飛ではちょうど人波に当たってしまって、渡船へ乗るのに20分も待ってしまいました。それにしても川の水、とても澄んでいて感動でした。猿飛の景観も、ホントに自然が造ったものなのかと感心しきりでした。二段滝は残念ながら豪雨かなんかで一段になってしまったとのことです。でも。水量も多く、なかなか迫力がありました。 渡船で戻って次に三段峡へ行く予定でしたが、ちょっと時間が厳しくなり、今回はパスすることにしました。また次回の楽しみにしました。 出合橋まで戻って三段峡駅方面へ向かいます。紅葉もちらほらと色づき始めたくらいで、所どころきれいな場所もありました。もう1〜2週間後だったらバッチリでしたね。それにしても、この三段峡、すばらしいですね! 絶えず渓谷の脇を歩き、黒淵、姉妹滝など景勝も次々と現われ、息つく暇も無いくらいに、見所満載でした。 |
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夕食は、山の幸がてんこ盛りで、ボリューム満点! 料理は順次持ってきてくれて、とてもおいしくいただきました。橡餅鍋がさっぱりしていておいしかったなぁ。正直言って1万2千円でこれだけの豪華な料理が出てくるとは思ってもいませんでした。大満足です。 |
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のんびり、ゆっくり各駅に停まって、これぞローカル線の旅なるものを満喫しました。またこの日は日曜ということもあって、すれ違う列車にはたくさんの乗客! 嬉しいじゃないですか。このような風情のある、また地元の人達の足となっている列車が無くなるのは寂しいもんです。時代の流れには逆らえないといったところでしょうか! 他にも同じようなローカル線は、たくさんあります。これからも車社会に負けることなく、頑張ってもらいたいものです |