達人の弟子が行く
Vol.105


こだわりの別府温泉 にごり湯の旅
大分県 K子さん

 全国で今話題になっている? 本来にごっているはずと信じられているゆえの悲喜劇は周知の通り。
 そこで、温泉好きのオバサン4人組、掛け値なしのにごり湯大分県・別府温泉へ、2004年10月17〜18日に行ってきました。
 まず、明礬温泉『岡本屋』さんへ直行。急な階段を下り、露天の扉を開けた途端、思わず「ウァオ〜〜!!」と叫んだほど広くてなんともいえない乳青色。宿の案内書には青磁色とありましたが、納得です。冬はザボンを浮かべるそうですが、ザボンならぬオバサン4人が貸し切り状態で浮いています。別府明礬橋越しに見える別府の町並と海も壮観です。内湯もありますが、やはり露天。しかも混浴露天がおすすめです(女性4人も入っていると、男性は入りきれない?みたい)。
 岡本屋さんから売店に登る道すがらにある『地蔵泉』。入浴料はお賽銭なのにびっくり(しかも自由?)。中はなんともレトロな板張りで、竹筒からドバドバ白っぽいお湯が流れていました。
 次は、ここから歩いて10分ほど下った『別府温泉保養ランド』。入浴料1000円に少し迷いましたが、今さら引き返すわけにもいかず突入!
 ムム…?! 建物の奥へ進むにつれて独特のにおい。まるで雲の上かと思う色の泥湯。広い。しっかり歩かないとズボズボと足をとられてしまいそう…。
 泥を顔にペタペタ塗りまくり、お互いの顔を見てゲラゲラ笑い合う。3日も通えば水虫もよくなる、と3メートル先で浸かっていたオジサンが教えてくれました。ここは混浴なんですが、あまり気になりません。(泥は目に入らないように注意)
 インパクトの強い温泉を体験したあとは、本日の宿『おやど湯の丘』へ。ここは温泉より宿の雰囲気、料理がいいんです。(実は前の3つの温泉で疲れ気味。情緒を感じるまでいかず…)接客係の工藤さん、ありがとう。
 夜、満腹のおなかをかかえて宿のすぐ隣にある『豊山荘』へ。ここは知る人ぞ知るヌルヌル湯。入ってみて実感です。手を浸けるとてのひらがジワーッと溶け出すようで、石鹸まみれになった気分がします。「ウナギの気持ちがよくわかるネ」なんて言いました。こんな感触は、熊本県の山鹿や平山の温泉しか知らないので、こんな近くにもあったなんて感激です。
 次の日の朝、ここから車で5分の堀田温泉『夢幻の里』へ。初夏にはホタルが舞うということだけあり、なかなか風情があります。グリーンがかったお湯は貸し切りになり、朝から立ち寄り客がぞくぞく来ていました。敷地内を川が流れ、4つの露天があります。ここに宿泊(素泊まり)もできるということで、部屋も見せてもらいました。
 最後は元来た道を戻り、『粋房おぐら』へ。ここに泊まったこともあり、小さいけれど料理もお風呂も充実しています。中でも照湯は日によってお湯の色が変わるそうですが、この日はラッキーなことにきれいなブルー。
 この日の空の色でした。ただ、人気の露天だけあり。庭先の足湯で待つこと20分。あ、お昼のパスタランチもおすすめです。
 さあ…。これでにごり湯三昧の1泊7湯の旅は終わり。温泉成分とか、効能にはあまり興味はない私達ですが、やはりにごり湯は「これぞ温泉!!」って実感。満足しました。別府はおすすめの“にごり湯コース”でした。

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